セミナー受講について(リスク管理について)
2月15日、講師弁護士國廣正氏による『「リスク管理の最前線」~事例で考えるコンプライアンス~」と題するセミナーを受講しました。
次の点が特に印象に残りました。
(1)コンプライアンスとリスク管理について
・コンプライアンスは、安全、安心、法令順守以前の企業の信用の問題であること
→キーワードは「フェアネス(公正であること)」であり、ご利用いただいていたものは、安全性に問題ありませんは✕
・リスク管理とは、リスクを減らし、リスクが起きた時に極小化すること
→小さな間違いも「あってはならない」と言われると隠ぺいしてしまうので、ミスを共有して、経験値として今後に生かすことを意識する。
(2)不正について
・不正というと、企業からお金を盗むことを思い浮かべるかもしれない
一方で、ごまかしは、会社のためと言って行われるので、些細なものとされがち
でも、100万円の横領で会社はつぶれないが、データ偽装があると倒産する。
・不正はウイルスのように伝染する
→ほんの小さなものも含めて減らす取り組みをする。
でも、不正を悪意のない小さなミスと混同しないようにする。
(3)危機管理の実務
・ネットに出る前に、いかに端緒が得られるか
・氷山の一角に過ぎない可能性を自覚する。
→広く、深く、徹底的に調査する。その部門で調査してはいけない。
・社内論理によって評価してはならない。業界では常識、大したことはないという感覚は✕
・初動の段階から、外部の目を入れ、徹底的に行う
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